次回のピンポイントシューティング・予定

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hitasura-b-mms「あきゅらぼ」主催のエアガン射撃大会の予定をお知らせします。

8月26日の土曜日に、新宿MMSにて「ひたすらブルズアイ」を開催します。開始時刻は夜の5:00です。


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APS-3・トリガーのカスタム(1)~基礎編~

2007.7.28 土曜日

前回はAPS-3のトリガーを分解し、簡単に部品を並べただけの状態の写真を掲載した。あの後(TMVさんとやりとりとかしながら)どういう構造になっているのか、何をどうすればトリガーを軽く、キレの良いものに出来るかを試行錯誤して、「コレなら行けるんじゃないか?」というところまで来たのでそのノウハウを公開しようと思う。

今公開したら本戦で不利になるんじゃないか……なんて心配もあるけれど、タイミング的には「この状態でトリガーを弄ってるようだともう遅い」な感じだし、そもそも情報を出し惜しみして優位に立とうなんて考えも姑息だし、気にせずに公開することにする。

まず、この後の話を分かり易く進めるために、とりあえず各部品に名前を付けることにする。

ここで付けた名前はあくまで勝手に付けた物で、このサイト内でのローカルな呼称だと思って欲しい。まあ、「トリガー」と「ストライカー」あたりは誰が呼んでも同じ名前だとは思うが……。もし、サードパーティーの出す製品名や専門誌などで同じ名前を使っていてもそれは偶然だし、違う名前を使っていたとしてもそれが間違いというわけではない。念のため。

前回の写真には写っておらず、また上の図にも描いてないが、実はもう一つ重要な部品がある。機関部側面を覆う、樹脂製のサイドプレートを外すと見えるこの部品だ。

この部品、シアには全く関与していない。ただトリガーに抵抗を与えるためだけに存在している部品だ。つまり、トリガーを重くする働きしかしていない。

「なら、このバネ外すだけでトリガーが軽くなるんじゃないか?」

試すと分かるが、確かにトリガーは劇的に軽くなる……が、その代償としてキレが劇的に悪くなってしまう。シアに一切関与していないのに、なんで有る無しでキレが変わるのか……? 謎だ。

ここで、「そもそもトリガーのキレって何よ?」という方のために簡単に説明をしておこうと思う。競技銃のトリガーは、まず最初に少しだけ軽く引けるところがある(遊び、ともいう)。それが終わるとコツンと何かに当たる感覚があり、重くなる。そこから力を入れて少し引くと、シアが外れて弾が発射される。最初の軽く引けるところを「ファースト・ステージ」、重くなってから引くところを「セカンド・ステージ」と呼ぶ。

セカンド・ステージで引かなければならない量(距離)が少ないトリガーを「キレの良いトリガー」、沢山の量を引かないとセカンド・ステージが終わらないトリガーを「キレの悪いトリガー」と呼ぶ。

競技ではファースト・ステージを引ききった状態でターゲットをねらい込み、サイトとターゲットが合った瞬間に「自動的に」指がセカンド・ステージを引いてシアを落とす……という撃ち方をする。キレの良いトリガーはそれを行いやすい……というよりむしろ、キレが悪いトリガーではそういう撃ち方が出来ない。
ファースト・ステージを引き終わっても、そこからズルズルズル……とシアがずり落ちていく感覚が長く続いてしまっては、いつシアが切れるのか、どこで弾が発射されるのかが分からない。その間、サイトは揺れ動き照準は定まらない……ということになる。

このようにトリガーのキレというのは重要なのだが、エアソフトガンではある程度以上に良くしようとするのは難しかった。コスト的なものか法的なものかはっきりしないのだが、エアソフトガンではシア関連の部品は亜鉛ダイキャストで作られているものが多く、かみ合いをあまりシビアにするとあっという間に変形&削れてシアがかからなくなってしまう。一般的なユーザーがあまり「良いトリガー」というものに親しみが無いため、コストをかけてトリガー・プルを良くしても売上げに繋がらない、それどころか「トリガーに触れただけで弾が出た」というような暴発事故の危険もある……というのもまた理由になっていると思う。

さて、前振りはこのくらいにして、APS-3のトリガーがなぜキレが良いのか、シアに関係ないように見える部品を外すだけでなぜキレが悪くなるのか、次回からその謎を解き明かしていく。

次回更新は月曜日の予定。

APS-3のトリガー

2007.7.13 金曜日

都内某所にてAPS銃5機種を撃ち比べる機会があった。

構えやすさ、狙いやすさではAPS-3がやはり一番良いのだけれど、グランドマスターをはじめとして他機種はトリガーがAPS-3よりも軽いものがある。トリガーの軽さというのは大きなアドバンテージになる。APS-3はおそらく近代五種用として作られたという背景(タテマエ)があるためだろう、トリガープルが520~550g程度に設定されている。なんとか軽くできないものだろうか。

APS-3を買ったばかりのTMVさんのアドバイスも受けつつトリガーを分解してみた。シア構造は、こんな感じになっている。

さて、どうしたものか。

朝霞まで自転車で

2007.7.7 土曜日

朝霞で夏期全国ピストル。

いつもはバイク(エンジン付きの方)で行ってる朝霞だけれど、今日は「一日中曇り、最高気温20℃前半、降水確率ゼロ」という絶好のコンディションだったので、これは自転車乗らないわけにはいかないだろうとばかりに街乗り用のTREKに乗って出陣。クルマ使うと環七→川越街道でえらく遠いイメージがある朝霞だけれど、自転車だとほぼ全行程に近い距離を荒川沿いの自転車道が使えるというメリットがある。正確には自転車専用道ではなく歩行者自転車道なんだけれど、たまにある車止めの煩わしささえ我慢すればクルマはいない、信号はないという天国のような環境……しかも江戸川CRに比べれば別物のようにだだっ広いし、感覚的にはほとんど高速道路だ。名付けて荒川高速。ヒネリもなんもないな。

高速から降りてからしばらく自分の位置を見失ってさまよったりしたがおおむね余裕を持って現地に到着。……2時間かからなかったぞ。早いな。バイクだと道路事情によっては1時間半くらいかかったりするのは普通だし、クルマだったら渋滞に巻き込まれたりしたら余裕で2時間オーバーだからなあ。距離は迷った分を合わせて35km。うむ、近い。

「試合の前に疲れてどうする」という話もあるけれど、これがまた良いウォーミングアップになったようで、1シリーズ目の前半くらいは全部10点。すごいぞ俺このまま行けば優勝だと思ったのもつかの間、すぐに崩れて最終的には「だめじゃん」って感じの点数だったけれど。ここしばらくAPSカップ向けに「2分で5発」な練習ばっかだったから瞬発力はあるんだが60発が続かん……。

ところで埼玉の交通事情。以前、やっぱり鉄砲関連の仕事で蕨方面に、同じく荒川CR→産業道路経由で行ったときは、道は広いしクルマは避けてくれるしで「なんだよ、噂に聞くほど酷くないじゃん」と思ったんだけれど、笹目通り→川越街道のルートは、酷いなんてもんじゃなかった……。狭い道にギリギリの幅まで無理矢理2車線設けてあって、左端を走ってると車がそりゃもう迷惑そうなこと迷惑そうなこと。ありゃ、普通の神経してたら法規通りに車道を自転車で走ろうとかは思わないだろうな。じゃあ俺は普通の神経してないのか。そうかも。

あーゆー環境で暮らしてたら「自転車は車道を走れ? アタマおかしいんじゃないか?」って感覚になってもしょうがないかもね。都心走っててもクラクション鳴らしたり窓開けて「歩道走れや!」とか怒鳴ってきたりするのは決まって大宮ナンバーだしなあ……。

とはいえ、今日はそれだけクルマの邪魔しながら走ってたにも関わらず(邪魔したくてしてるんじゃないやい)、クラクション鳴らされたり怒鳴られたりってことはほとんどなかった(一回だけ、あった……)。ここ数ヶ月にわたってTVや新聞などのメディアで「自転車の交通ルール」について繰り返し繰り返し報道されてたおかげだろうな。1年前の今頃に同じことやったらクラクションの嵐だっただろう。なんだかんだいってメディアの力ってのは凄いや。

帰りは道に迷わなかったので31kmしか走らずに自宅に到着。合計66km、少ない距離だけれど重いTREKに鉄砲やら荷物やら積んでの走行だったので、それなりに達成感はある。試合の結果は散々だったけれど。

自転車は車道。

2007.5.13 日曜日

「ニュースで見たんだけれど、自転車って本当は車道を走らなくちゃいけなくて、歩道を走ると違反なんだって。知らなかった……」

というような書き出しで始まるブログが、ここ数日で100や200じゃ効かない数で書かれている。自転車乗りとしては「何をいまさら」な話だけれど、改めてこんなにもこの当たり前なコトを知らない人が多かったのかと思い知らされる。わざわざブログに書く人なんて全体からすればごく僅かだろうから、そのことをニュースで初めて知ったという人の実数は数千数万、いやもしかするとさらにそれ以上に及ぶことだろう。

多くのブログはその後に「でも車道を自転車で走ると危ないよね。煽られるしクラクションならされるし……」と続く。本当にそうなのか? 実際に車道を走ってみれば分かるが、煽られたりクラクションを鳴らされることなど滅多に無い。ドライバーの多くは「自転車は本来車道を走るもの」だということを知らないであろうにも関わらずだ。逆の立場に自分を置き換えてみれば分かる。ドライバーが、自転車は本来歩道を走るべきと思っていても、それが何故か車道を堂々と走っていたらそれは「得体の知れない何か」に遭遇するという状況であり、「とりあえず関わり合いになりたくない」と思うことだろう。自転車は車道走行が基本ということをちゃんと知っていればそもそも煽ったりクラクションを鳴らしたりはしない。

わざわざクラクションを鳴らしたり煽ったりして、「車道を走る無法な自転車を教育してやろう」とするのは、正義感に溢れる人、ということになる。妙な言い方ではあるが。残念ながら(笑)そんな人は滅多に居ない。ずいぶん長いこと自転車で車道を走っているが、今までクラクションを鳴らされたのは2回、窓を開けて「歩道を走れや!」って怒鳴られたのが1回あるだけだ。その何千倍、何万倍に及ぶ自動車とすれ違い、追い抜かれ、追い抜いてきたが、その3台を除けば全て紳士的な対応であった。中で運転しているドライバーの心情は、先に書いたとおり「得体の知れないモノには関わりたくない」というモノだったのかも知れないが……。

自転車で車道を走っていて最も怖いのは何か。「自転車は車道を走るものだ」ということを知らない無知な自動車ドライバーももちろん怖いが、既に書いたとおりそれはそれほど実害のあるものではない。車両として振る舞い車道を走っている限り、自動車の挙動は十分予測の付くものだからだ。実は、自動車より遙かに恐ろしいのは「自転車は車両である」という認識のない自転車乗りに他ならない。

逆走、無灯火、傘差し、二人乗り、携帯メール程度は日常茶飯事で、歩道から突然後ろも見ずに飛び出してきたり前触れも無しに道路を斜め横断しはじめたり。車道を走っていて「ヒヤッ」とする場面の多くはそういう無法自転車相手のものだ。「自転車が車道を走ると危ないよね」という意見が多いのは、そういう自転車があまりにも目立つからだろう。気持ちは理解できる。

なぜ、車道で安全意識のカケラもない運転をする自転車が多いのか。逆説的になるが、それは自転車が歩道を走っているからである。歩道を走ると一言でいうが現実的に歩道「だけ」を通って目的地に着くことなど不可能だ。歩道の無い道路も多い。交差点だってあるし道路を横断する必要もあるだろう。歩道がふさがれていて車道に出なければならない状況も多いだろう。自転車が歩道を走るということは、実は「歩道と車道を好き勝手に行ったり来たりする」ということだ。

自転車を運転する側も、歩道を日常的に走っていることで自分が車両を運転しているという感覚が薄い。薄いどころか全く持ってない人も多いだろう。自転車は歩行者のようなもの、という考えが蔓延している、それが現状だ。だが断じて自転車は「歩行者のようなもの」ではない。人間が本来持つ生物的に自然な移動速度を遙かに超えたスピードで移動する道具なのだから、それはどんなに技術が進歩しようが本質的に危険なものであり、運転する者にはそれなりの自覚と責任、そして緊張感が必要だ。

自転車に歩道の走行を認めたことが、その緊張感を自転車乗りから奪い去ってしまった。そしてその結果が、歩道車道を問わない傍若無人で危険きわまりない運転をする自転車乗りの蔓延だ。危ないからといって歩道に押し込んだつもりになって安心してしまったのが一番の間違いだった。なぜならそれは不可能だからだ。その現状を打開するためには、自転車は本来車道を走るものだ、という原則に立ち返るしかない。そのことで、歩行補助具的な自転車の気楽さ、ラクチンさは失われるかもしれないが、それは仕方のないことだ。自転車はクルマである。クルマはそもそも気楽に、ラクチンに運転して良いものではないからだ。

大昔のプラモデル

2007.4.23 月曜日

唐突にふと思い立って、大昔に買ったプラモデルを作ってみた。

バンダイの「デスラー艦」。アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の劇場版第2作「さらば宇宙戦艦ヤマト」での敵役の一人であるデスラー総統が乗る旗艦として登場、その後最終作となる「宇宙戦艦ヤマト・完結編」では、ヤマトが絶体絶命のピンチになったときに駆け付けるヒーローのような役柄で再度登場する宇宙船である。

キット化されたのは1978年というから、実に30年ちかく昔のもの。今回作ったもの自体は1990年代になって再販されたものだが、それにしたって10年は前。ずっと倉庫で埃を被ってたわけで、なんで今更作る気になったのか自分でも良く分からないのだけれど。

箱を開けると、さすがに昔のキットという雰囲気。なんといってもランナーが濃い青と薄い青の2つしかない。先日作ったMGクロスボーンガンダムなんか16個もランナーがあって、さらにその中で色が分けられてたりして、もうえらい騒ぎだったのに比べると鬼のように単純だ。細かいところの作りも甘いし、モールドにもシャープさはまるでない。

けど、組んでみると意外に全体のフォルムは良い。ちょっと艦橋が大きいのと、艦首デスラー砲の左右にある物質転送装置の取り付けアームが長くて間が抜けて見えることを除けば、ほとんど設定画のままといっていい形だ。いかにも松本デザインといった船体のディテールや全体的なラインなどは、素組みでプラの成型色のままでも「もうこのままでもいいんじゃないか?」と思わせてくれるほど。

けど、左右分割のモナカで合わせ目を目立たなくする処理なんかされてない当時のプラモを素組みで終わらせるというのは流石に厳しい。というわけで塗装をしてみたわけなんだけれど……。やっぱ、筆塗りには限界があるのかなあ。ムラムラだよ。これはこれで味が有るんじゃないか、と出来上がったのを見ると思えないこともないんだけれど、エアブラシを吹いた後に意図的に付けた濃淡と、筆ムラにより結果的に出来てしまった濃淡とでは話が違うよね。

改修部分はほとんどなし。あちこちにあるトゲトゲを尖らせたのと、モールドになってたビーム砲口に穴を開けたことと(その後の処理のことを考えてなかったんで、ほんとに穴が開いてるだけなんだけれどね)、物質転送装置のアームを切り詰めて短くしたことくらい。でも、悪くない、悪くはないんじゃないか、うん。そりゃまあ、雑誌に載ってる作例とかに比べたらダメダメも良いところだろうけれど。

 

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プロフィール

 
池上ヒロシ
各種雑誌にてライターをやっています。
銃器の構造、歴史、射撃技術などが得意分野です。メインフィールドはピストルを使った精密射撃です。
 
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