実銃射撃 海外の反応シリーズ

オリンピック三連覇の秦鍾午って、どのくらい凄いの?【海外の反応】

投稿日:2016年8月17日 更新日:

  • うーん、ブライアン・ジンズがトップに君臨していた期間はJinよりも長いですよ…たったひとつの種目(ブルズアイ)においてですが。
    ダグ・ケニッグは、より多くの様々な種目において素晴らしい実績を残しています。彼の本業はNRAのアクション・ピストル競技である「ビアンキカップ」です(なんと優勝回数は17回!)。これは精度が要求されるのはもちろんですが、ターゲットのサイズ、距離、位置、そして動きにいたるまで様々なバリエーションがある競技です。彼はIPSCのワールドチャンピオンでもあります(さらにUSPSAやスティールチャレンジのナショナルチャンピオンになったことも複数回あります)。センターファイアピストルでの早撃ち競技においては、伝説的シューターとして語られる人物です。
    センターファイアピストルでのスピードシューティング、リムファイアの精密射撃、ロングレンジでのシルエットピストル射撃の複合競技である「マスターズ」において21回優勝しています。スピード系をベースとした、リムファイアピストルやライフルやショットガンでのクレー射撃を行う「スポーツマンズ・チームチャレンジ」において19回優勝しています。
    こういったことを考えると、ダグ・ケニッグと同等あるいはそれ以上に、ピストル、ライフル、ショットガンとありとあらゆる射撃の分野で卓越した成績を残せる人物などこの世に存在しないのではないかと思います。(国籍不明)

 

  • >ダグ・ケニッグ以上にあらゆる射撃分野で卓越した成績を残せる人はいない
    たくさん書かれていらっしゃいますが……。それらの多くはUSAにおいては重要かもしれないし尊敬されるであろう種目なのでしょうが、世界においてはほとんどが無視されるものです(IPSCは例外)。(ニュージーランド)

 

  • >ダグ・ケニッグ以上にあらゆる射撃分野で卓越した成績を残せる人はいない
    反論点としては、
    1)350万人中で1位になるのと、70億人中で1位になるのとの違い
    2)中国人はビアンキもマスターズもスポーツマンズ・チームチャレンジにも出ていない
    (「Walk」と「Don't Walk」のある曲がり角)

 

  • >1)350万人中で1位になるのと、70億人中で1位になるのとの違い
    といいますが、70億人のすべてが射撃を経験してその中からベストシューターを選んだってわけでもないでしょう。アジアにおいて射撃をやってる人の数は、その他の地域よりもずっと少ないはずです。賭けてもいい。(オーストラリア)

 

※訳者注:話の流れと関係なく唐突にリンク貼られたので誰も相手にしてないっぽいですが、リンク先に書かれてる内容はそれなりに興味深いものでした。簡単に書くと、「韓国では小学生の頃から全員がアーチェリーを習う」「才能のある子は、学校で一日2時間のトレーニングをする」「中学・高校・大学のそれぞれで、芽が出ない子は淘汰され、生き残った子がヒュンダイなどの企業チームに入る」「選手強化にかけられているお金はかなり凄い」「金額だけじゃなく、トレーニング方法もかなり理論化・近代化されたものになっている」といったような感じです。

 

  • それを聞いて思い出したんですが、アメリカのIPSCシューターのうち何人かは、ISSF競技(ラピッドファイアとか)に出場する機会があったように思います。ダグ・ケニッグはその一員でしたか?(国籍不明)

 

  • >US IPSCシューターがISSF競技に出場
    ダグ・ケニッグは、その「ベンチャー」には参加しませんでした。聞いた話ですが、彼は「プロフェッショナルなシューター」として生きるために自分自身と家族の生活を安定させることに集中していたとのことです。(「Walk」と「Don't Walk」のある曲がり角)

 

  • >US IPSCシューターがISSF競技に出場
    ブルース・ピアット(Bruce Piatt:2015NRAワールドチャンプ、前ビアンキカップチャンプ)はラピッドファイアの予選で2位になり、ナショナルチームメンバーになっています。詳しいことはちょっと覚えていないのですが。(国籍不明)

 

  • >US IPSCシューターがISSF競技に出場
    キース・アンダーソン(Keith Sanderson)からその話を聞いたことがありますが、私はIPSCシューターの名前はちょっと覚えていません。(アメリカ・アリゾナ州)

 

  • なんかもう、完全に個人的な主観で語っても良い雰囲気になってるみたいなので。
    >ラルフ・シューマン
    彼は、私にとって、センチメンタルな感情を伴う「一番のお気に入り」です。
    その理由は、私の妻にあります。
    彼がアトランタで優勝したとき、私は彼女の隣に座っていました。当時、私はラピッドファイアピストルのルールについて全く無知で、彼女が誰を見ているのか、あるいは私が何を見ているのか、全く理解できていませんでした。彼女は私の有り様を見て哀れに思ってくれたのでしょう、実に親切に実況解説をしてくれました。初心者である私に熱心に解説をしてくれる彼女が、とても魅力的でした。
    私は、あのとき彼女の隣に座ることができた幸運を今でも感謝しています。(アメリカ・テキサス州)

掲示板の置いてあるカテゴリーが「Olympic Pistol」ですから当然のことではあるのですが、参加者の基本的な価値観は「オリンピックで行われている射撃競技」>>「それ以外」と一貫しています。ビアンキやスティールチャレンジ、マスターズなんかの成績を持ってきて「ほら、ダグ・ケニッグって凄いでしょ!」って主張しているアメリカ人が、「そんなのアメリカ国内だけのローカルマッチじゃん、世界じゃ誰も知らねーよ」って一刀両断されているのはちょっと面白かったです。

IPSCなどで大きな実績を残していても、「で、ISSF射撃競技(オリンピックの種目になっているような射撃競技)ではどういう成績を?」というのがまず真っ先に来て、そこで何も残せていなければ、それは何もしていないのも同じ。ある意味で潔いというか。

もちろん、ビアンキやスティールチャレンジがISSF射撃競技に比べて「劣る」とか「レベルが低い」なんてことは断じてありません。日本の銃好きなら、それらのシューティングマッチが恐ろしいほどレベルが高いもので、「超人」が世界中から集い、「人並み外れたワザ」をぶつけあう場所であるのかを良く知っていると思います。

それになにより、「射撃という文化全体から見た時の、その選手個人の存在感」みたいなところまで視野を広げて見るならば、自分で自分自身を「プロシューター」としてマネージメントしスポンサーを集め成功を収めてきたダグ・ケニッグと、国の庇護のもとで自分の射撃スキルを磨くことだけに邁進し、今大会が終わったら引退するとか言ってたJIN Jong-ohでは、比べるのもおこがましいくらいの差があるんじゃないでしょうか。
※50mピストル終了後のインタビューでは、「次のオリンピックも狙う。まだまだ若いやつには負けられない」と現役続行を明言したとのこと。

日本人に目を向けても、ラピッドファイアピストルで日本人唯一の金メダリストである故・蒲地さんと、スティールチャレンジで日本人唯一のチャンピオンであるマック堺さんを比べた時に、「日本の射撃文化に対する貢献度」で言ったら圧倒的に堺さんの方が上でしょう。(ちょっと暴論めいてますが同意してくれる人は多いはず)
 

mach-10マック堺……本名:堺達也。若いころから日本のエアソフトガンを使ったシューティングマッチで才覚を表し「出れば優勝」というトップシューターとして名を馳せる。2004年にアメリカで開催された実銃を使っての早撃ち競技「スティールチャレンジ」に参加、数多くの有名トップシューターを退けて優勝するという快挙を成し遂げる。現在もトップレベルの競技者としてシューティングを続けるかたわら、シューティングの普及や発展のためにYoutubeに数多くの動画をUPしている。マック堺チャンネル(Youtube)

オリンピックは確かにあらゆる意味で特別です。しかしオリンピックではない「その国独自のローカルマッチ」であっても、大勢が集い技術を競いあう場である以上、そこで勝ち抜いて残した実績は偉大であり、尊敬に値します。そして、歴史に残る真に偉大なシューターとなれるかどうかは、単にその大会で勝ったか負けたかだけでなく、その後の長い人生において何を行い、何を遺すのか、結局のところはそれに尽きるのかもしれません。

願わくばJIN Jong-Ohも(大会前のインタビューで言ってたみたいに)「引退して指導者になって、後輩に威張るのが楽しみ」みたいなことを言わずに、韓国、できればアジア全体の射撃文化の振興に貢献する「偉大なシューター」として歴史に名を残して欲しいと思います。それだけの実績があるのですから。

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