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海外で銃を撃ってきても捕まらないのはなぜ?

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Q.スノボ選手が、大麻が合法な国で大麻を吸ったってことで処分されてました。それが罪なら、銃が合法な国で射撃をしてくるのも罪になるんじゃないですか?
A.海外であっても罪になる行為と、その国で合法なら日本では犯罪であっても罪にならない行為があります。銃の射撃は後者です。

日本では違法だけれど、外国だと合法になる行為ってのはけっこうたくさんあります。未成年の飲酒とか、成年相手の売買春とか、マリファナとか大麻の吸引だとか。極端な例だと、日本だったら発覚すれば懲戒免職一直線のすごく重い犯罪である飲酒運転ですが、オーストラリアではある程度の範囲内だったら合法だったりします。「射撃場で、そこの備え付けの銃を借りて撃つ」というのも、日本だと法律で禁止されていますが海外だとその手の体験射撃場って観光地に行けば山のようにありますよね。

先日、スノボ選手が海外で大麻を吸引した形跡がある(検査で引っかかった)ってことで処分されるというニュースがありました。その国では大麻は合法だったのにも関わらず、アンチ・ドーピングにひっかかったことと、日本の法律には違反しているということで「重大な問題である」と受け止められ実際に処分されるところまでいったわけです。

正直、ちょっと過剰反応しすぎじゃないかなって気もするのですが、そこについては本題じゃないので今回は触れません。「その国では合法だったのに、日本の法律では違反になるのだから、それは問題だ」というのなら、グアムやアメリカやフィリピンや韓国なんかにある実弾射撃場で銃を撃ってきたりしたら、日本に帰ってきてから警察に捕まっちゃったりするんじゃないか? って話にもなりかねません。そこらへんはどうなんだって話をしようと思います。
 

dst-topキャプテン中井さんがアメリカでやっているデザートシューティングツアー。東南アジアやグアムに比べるとラスベガスはずいぶん遠いので時間や渡航費はかかるけれど、弾代の安さや撃てる銃の種類の豊富さ、あとフルオート射撃が合法的に行えるという点などは「ここに来なきゃ他にはない」要素です。私の実銃に関する「経験に基づいた知識」の大半は、10年ほど前にここで給料一ヶ月分くらい使っていろいろ撃ちまくってきた経験を元にしていたりします。ただ、さすがにそろそろ引き出しが空になりそう……。
※画像は公式サイトのTopページより引用

結論から言えば、海外で実弾射撃をしてきても、日本に帰ってきて捕まるってことはありません。原則として、国家の刑罰権は国内にのみ適用されるものであって、国外での行為に対してどうこう言われることはありません。ただ、一部の犯罪については、それが行われた場所がたとえ国外であっても例外的に処罰の対象となるのです。これを「国外犯」といいます。

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