製品レビュー

ノーベルアームズ・新型マウントリング

投稿日:2016年1月24日 更新日:

マウントリングの「品質の高さ」とは?

形だけ真似した、あんまり品質が良くないマウントリングと、「ちゃんとした」品質のマウントリングとで最も顕著に違ってくるのが、上下パーツの組み合わせ精度だ。マウントリングは、半円のパーツ2つで円柱を締め付けることで固定するものだけれど、二つの半円がきちんと組めずにズレた状態になってしまうと、いくら締めてもスコープを固定できないばかりか、鏡胴を変形させてスコープの品質を落としてしまうことにつながりかねない。

上下の組み合わせ精度を簡単に確認するには、ボルトを軽く締めた状態で「触ってみる」ことだ。人間の指の感触というのは実はなかなか侮れないものがあって、かなり高額な本格的な計測機器に勝るとも劣らないものがあるそうだ。
 

doublenutmount-16マウントリングの、上下パーツの組み合わせ精度を確認する。ボルトを軽く締めた状態で、マウントリングの内側に指を入れて、内側と外側から挟むようにして触ってみる。ちゃんと、左右にズレがなく真っ直ぐになっているかどうか?
doublenutmount-12時間的余裕があるのなら、もっと確実にボルト取り付け穴位置の精度を確認できる方法がある。まず一度、すべてのボルトを外して……
doublenutmount-13上側マウントリングを反転(180°回転)させる。
doublenutmount-14そして再びボルトで締めていくわけだが、ここで定石に逆らってまず適当に選んだ3本のボルトだけを先に一杯まで締めてしまう。
※本来なら、すべてのボルトを均等に少しずつ締めていくもの。これは本当はやっちゃダメなことをあえてやっている。
doublenutmount-15そして、最後に残った1本のボルトを締めてみる。ボルト取り付け穴位置の精度に問題があるようだと、穴の位置がズレていくらボルトを回してもネジ穴に入っていかない。問題がなければ、他3本のボルトを先に締めた状態でも残り1本のボルトも締め付けることができる。

この「ひっくり返して、ボルトを再び締めてみせる」というテストについては、自分で言うのもなんだが大胆にもメーカーの人の目の前で実際にやらせてもらったのだけれど、全く問題なく4本目のボルトを締め付けることが出来たのは驚いた。普通は、締めることはできても少しシャリシャリと抵抗があったりすることが多いのだが、正確にボルト穴位置を合わせた上での作業と同じようにスルスルと入っていく様子は感動すら覚えた。

「このマウントリング、いままで作ってたところと、もしかして工場からして違うんじゃないですか?」
「やっぱりわかりますか! どこってことは言えませんが、アメリカやヨーロッパ製の物凄い値段が高いブランドの製品を作ってるのと同じところなんですよ」
 

doublenutmount-05ゆるやかなカーブを描いて面取りされ、上面だけは平らに削り取られている。そのため、上面には真ん丸の平面がある形になる。スコープ取り付けの際には、この平面に水準器を置くなどしてレティクルの垂直合わせをすることができる利点がある。
doublenutmount-06レールとの噛み合い部分の作りは実にしっかりしたもの。取り付けネジは指で回せるようになっているが、より強く締め付けたい場合はレンチを使うこともできる。
doublenutmount-07極太の四角い棒は、ピカティニーレールのミゾの部分と噛み合ってリコイルを受け止めるためのもの。
doublenutmount-08レールに取り付ける際に締め付けるネジの反対側には、「Picatinny」という刻印が小さく打たれており、ピカティニー規格のレールにきっちり合わせて作られたマウントリングだということが強調されている。

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