【ガンマメ】準空気銃を許可を取って所持する方法はある?


無理。使用目的が無いから。

2006年の銃刀法改正によって突如登場した、「準空気銃」という摩訶不思議なカテゴリー。「準」が付かない普通の空気銃のように「人の生命に危険を及ぼし得る」ほどの威力は持たないが、「人を傷害し得る」くらいの威力があるため、違法とされたエアガンのことだ。具体的には、法改正前に販売されていた「けっこう威力高めのエアガン」や、「ショップによるハイパワーカスタム」あたりが該当する。

銃刀法改正により、それらは売買はもちろん、誰にも見せずに所持しているだけのことも禁止となった。それまで普通にそこらへんの量販玩具店でおおっぴらに販売されていたものが、ある日を境に突然「持ってるだけで違法」なものになってしまったわけで、大きな混乱になった。混乱は今でも続いている。銃刀法改正の話が出てからそろそろ10年が経つが、おそらく未だに何万挺という「違法な準空気銃」が、それを持ってるなんてことすらすっかり持ち主には忘れられたまま押入れの中などにしまいこまれていることだろう。気づかないうちに「違法な銃所持犯罪者」になってしまっている人が何万人もいるということだ。

準空気銃の所持を例外として認める条文というものもいちおう存在する。存在はするのだが、「法令に基づき職務で所持する場合」だとか、警察官などが押収品を保管する時だとか、許可を得て輸出用の(国内では販売できない)エアガンを作っているメーカーがその製品を手元に持っている場合だとか、そういう極めて限られたものだ。
 

669px-BB_gun_with_CO2_and_BBs海外製の、小型ボンベ内のCO2ガスを使って金属の弾を撃つ「エアソフトガン」。おそらく準空気銃ではなく空気銃扱いになるパワーがあるんじゃないかと思う。もちろんこれも「使用目的がない」という理由により日本では許可を取って所持することはできない。Photo : Hustvedt

銃刀法改正前に、ハイパワーエアガンを使ってサバイバルゲームなどをしていた人たちにとっては、今の規制内パワーでのゲームは「緊張感がなくてつまらない」と感じることもあるようで、少々面倒であってもなんとか許可をとって「準空気銃」に該当するエアガンを所持して使用することができないだろうかと思う人もいるらしい。だが、前述のとおりそれは無理だ。レジャーのために特別に許可する、という制度自体が存在しないからだ。




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池上ヒロシ
各種雑誌にてライターをやっています。
銃器の構造、歴史、射撃技術などが得意分野です。メインフィールドはピストルを使った精密射撃です。
 
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