エアガン、サバゲ ガンマメ~銃の豆知識~ 全般

【ガンマメ】リボルバーが好きなんだけど「時代遅れだし性能悪い」って言われた。

投稿日:2015年6月7日 更新日:

軍や警察での制式採用銃のほとんどがオートマチックになった今でも、アメリカのガンショップでの売り上げ上位をキープしつづけているリボルバーもある。38口径の弾を撃つ5連発の小型リボルバーだ。まさに日本警察がメインで使っているのと同じだが、それは決して偶然ではない。小型軽量で、取り扱いが易しいという特徴は、護身用として小型拳銃を買い求めようとするアメリカ一般市民にとっても大きな魅力になっているのだ。
 

800px-Ruger-LCR-38-sp-front-quarter比較的最近に作られたリボルバーのヒット作というと、「ルガーLCR」がある。「Lightweight(軽量)Compact(コンパクト)Revolver(リボルバー)」の頭文字を取った製品名だ。数々の最新技術が詰め込まれた、軽くて使いやすくて安全な実用拳銃だ。Photo : Jephthai

アメリカのスターム・ルガー社が2010年に発売した「LCR」というリボルバーがある。アルミ合金やポリマーを使って軽量化されたフレーム、カムの組み合わせによって「金属が擦れるジャリジャリ感」なしにスムーズに引けるトリガー、安全に持ち運べる自動セフティシステムなど、(コルトパイソンやコンバットマグナムにはない)最新の技術によって作られた「21世紀のリボルバー」だ。グリップは、「足に靴下をかぶせる」ような形で取り付ける一体成型のラバー製。ホーグ(HOGUE)製の「MONOGRIP」という、小型リボルバー用のラバーグリップとしては最高傑作なんじゃないかと私は個人的に思っているものが最初から付いている。

銃を取り扱うプロではないが、セキュリティのために「取り扱いが簡単で、安全な拳銃」を必要とする層には、こういった小型で軽量なリボルバーはまさにベストチョイスとなる。実際に市場での人気も高く、2010年の発売以降ずっとバックオーダーを何ヶ月分も抱える大ヒット作になっているのだとか。

価格も安い。定価で540~900ドル、実売価格だと450~550ドルあたりがメインだ。コルトパイソンが(骨董品的価値も合わせて)2000~4000ドルくらいの値段で売買されているのは、まあ例外としても、「セキュリティ目的の小型拳銃」というカテゴリーでライバルとなるであろうGLOCK26や36とほぼ同じ価格帯だ。アメリカ人としてはサポートの悪さで定評のある外国(オーストリア)製のグロックよりも、生粋のアメリカ企業であるスターム・ルガーの製品のほうに魅力を感じるという側面もあるかもしれない。

ただ、このLCR、公的機関で制式採用されるだとか、映画でヒーローが格好良く使うとかそういうのがあまり無いため、日本のガン好きにはあまり人気がない……いやそれ以前に、「全然知られていない」に近い存在だ。まあ、そりゃそうだろう。どの世界でも「マニア」が好むのはどこか尖った存在だ。さっきの自動車の例で言うのならば、アメリカやヨーロッパにも日本車のファンってのは多いそうだけれど、スポーツカーやクロカン車ならともかく、「別にクルマ好きでもなんでもない人が実用一辺倒で選ぶ安い車」に対して並外れた愛情を示す人ってのは、かなり限られてるんじゃないだろうか。

-エアガン、サバゲ, ガンマメ~銃の豆知識~, 全般

Copyright© あきゅらぼ Accu-Lab , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.