【ガンマメ】銃弾が柔らかい鉛で作られているのはなぜ?


安くて重いから。

lead-bullet「銃の弾」、つまり撃った時に実際に飛んで行く弾頭部分は、基本的に鉛で作られている。表面を銅などでコーティングしてあったりすることはあるが、主な材料は鉛だ。写真は空気銃用の弾。

銃弾の素材に求められる性質は、「小さくて重いこと」だ。同じ重さなら、サイズが小さいほうが空気抵抗も小さくなり、遠くまで飛ぶ。同じ大きさなら、同じ初速で発射した場合には重いほうが運動エネルギーが高くなり、空気抵抗に打ち勝つ力が強くなる。

物質の重さを表す指標が「比重」だ。同じ体積の水の何倍の重さなのかを数値で表す。この数字が大きければ大きいほど、同じ体積のときに重くなる。

主な金属の比重

物質名 比重
アルミ 2.7
7.8
8.8
10.5
11.4
劣化ウラン 19.1
19.3
タングステン 19.3
白金 21.5

鉛は地球上に数ある物質の中でもトップレベルで比重が大きい物質だ。鉛よりも比重が大きな物質となると、金やタングステン、劣化ウランなどがあるが、どれも高価だったり容易に手には入らなかったりと難点が多い。鉛は比較的安くどこでも手に入る物質なので、銃弾の主な材料として使われているわけだ。

コストが度外視される兵器の分野では、タングステンや劣化ウランを使用することもある(実際にはタングステンではなくタングステン合金なので上に挙げた数字よりは比重はわずかに小さくなる)。鉛の弾よりも高い威力や貫通力が得られるが、銃弾一発分の価格は桁違いに高くなってしまう。
 

DSCN4540アメリカ海軍のミサイル巡洋艦「カウペンス」に備え付けられているファランクスCIWS。聞く話によるとこいつが使用するタングステン弾は1発あたり8万円もするのだとか。毎分3,000発の発射レートで1弾倉が約1,000発ということだから、数十秒で1億円ちかくが弾代だけで吹っ飛ぶことになる。軍用の兵器ってお金かかるんだなあ。




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