ガンマメ~銃の豆知識~ 法律関連

【ガンマメ】18才未満が18禁エアガンを持ってると、どんな法律に違反するの?

投稿日:2015年5月17日 更新日:

千葉県のエアガンショップは子供相手でも平気でエアガンを売ってくれるのか? 実際にはそんなことはないようだ。保護者と一緒にお店に来て、保護者の承認のもとでないとダメだとか、あくまで販売するのは保護者に対してであって、その後に自分の子にエアガンを使わせるかどうかについては親の責任のもとでと念を押すところだとか、対応は様々だけれど、少なくても子供だけでお店に来て18禁エアガンを「これください」で簡単に買えるなんてところは聞いたことがない。千葉ではそれをやったからといって(他の県のように)お店が条例違反で罰金を食らうなんてことは多分ないだろうにもかかわらずだ。

なぜだろう? それは多分、ショップの経営者さんたちは千葉の「フリーダム状態」が決して未来永劫続くと保証されたものではなく、たまたま有害指定が古い機種に限定されたままほったらかしになっているだけという極めて危ういものだということを認識しているからじゃないかと思う。なにかあれば、いやなにもなくても県議会の中の人がちょっとやる気を出しただけで、他の県と同じように一定のパワー以上を持つエアガン全般が有害指定されてしまう(そういった、対象を特定の機種に限らない指定を「包括指定」と呼ぶ)という可能性は決して低くない。
 

maruzen-kg9なぜか秋田県で有害指定されているマルゼンのKG-9。今のエアガンと比べて特に威力が高いわけでも飛距離があるわけでもない。「これがダメってことになってるんだから、当然今のエアガンも同様にダメだろう……」と気づかれてしまった時が「終わりの日」だ。

実際、そうなってしまった例がある。栃木県だ。以前は千葉と同様に骨董品的なエアガン数機種だけが有害指定される個別指定だったのだが、2006年に(つい最近の話だ)「0.135ジュールを超えるもの」という形の包括指定に変更となった。今、現行製品の多くが有害指定から外れている他の県が同じ道を歩まないで済む保証などどこにもない。少しでもその日を遅らせるためにできることは何か? 業界の自主規制により、新たな規制をしなくても「安全で健全な状況」を保てているということを少しでもアピールする以外に方法はない。ショップの自己防衛策――例えば、エアガン購入時に保護者の承認や同伴を求めるというもの――は、その一環なのだと思われる。

今回、このエントリーを書くためにいくつもの県庁に問い合わせを行った。その中には、「個別指定されているのは古い製品だけなのは確かだが、だからといってエアガンのような攻撃性が高く有害なものを青少年に所持させることを推奨しているわけではない」とわざわざ口頭にて釘を差してくれたところや、「有害がん具として指定されていなくても、エアガンのようなものを青少年に見せたり使わせたりすることは、罰則こそないものの条例によって禁止されている」と断言するところなどもあった。
 

※多くの都道府県の条例では、知事によって指定される「有害がん具」の前段階として、『粗暴性若しくは残虐性を助長し、又はその構造、機能等が人の生命、身体若しくは財産に危害を及ぼすおそれのある』ものを「特定がん具」などと定義し、業者に限らず誰であっても青少年に見せたり持たせたりしてはならないとしている(ただし、ほとんどの場合は罰則はない)。エアガンが「特定がん具」に該当するかしないかの基準は条例のどこを探しても見当たらないが、県の担当者は「当然、該当するに決まっている」という前提で話をする人ばかりだった。ならば、子供にエアガンを持たせたり撃たせることも例外なしに「やってはいけないこと」と判断されてしまうということである。

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