ガンマメ~銃の豆知識~ 全般

【ガンマメ】なぜ銃は黒い?(最近はそうでもないけど)

投稿日:2015年3月31日 更新日:

鉄に対する防錆処理で、黒色のものが強靭で扱いやすかったから。

銃は、鉄で作られるもの。……というのが「常識」だった時代も、今ではもう過去のものとなりつつある。とはいえ、銃身などの基本的な構造部分では今でも鉄がメインの素材であることには変わりない。

鉄は、機械製品の素材として実に優れた特性を持っている。豊富に存在していて手に入りやすく価格が安く、強靭で加工がしやすく、熱処理によって特性を様々に変化させることができる。鉄は、銃に限らずありとあらゆる機械製品の材料として使われてきた。人類の歴史は鉄とともに歩んできたといっても過言ではない。

弱点も、いくつかある。その一つが錆びやすいことだ。水分や空気に触れるとたやすく酸化し、時間が経つにつれてボロボロになってしまう。機械製品ならば、場所によってはわずかな錆だけでも大きくその機能が損なわれ、場合によっては使用者にとって危険な状態にもなってしまう。だから機械製品に使われる鉄は、かならず何らかの方法で錆を防ぐための処理がなされている。
 

800px-CharniereRouillee鉄は優れた素材だが、「錆びやすい」という欠点を持っている。「赤錆」と呼ばれる錆は鉄の内部に侵食して機械部品の機能を損なう厄介なシロモノだ。
photo : Eric Magnan

鉄の防錆処理方法として、長い間一般的に使われてきたのが黒染め処理である。鉄の錆は内部に侵食しやすい赤錆と、安定していてそれ以上は侵食しない黒錆の2種類に大きく分類される(実際はもっと複雑なのだけれど割愛)。黒染め処理とは、アルカリ性の液体を使って鉄の表面にごく薄い黒錆の膜を作ってやることで、それ以上の錆が生じないようにするものだ。

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