ガンマメ~銃の豆知識~ 全般

【ガンマメ】一番威力が強い銃は?

投稿日:2015年4月12日 更新日:

自動車と同じように、「銃」と「砲」を区別する基準というものも、いちおう存在はしている。

しているのだが……。

実のところ、その境界線は、時代や地域や組織によって移り変わるアヤフヤなものだ。例えば現代の米軍や日本の自衛隊では「口径20mm」がその境界線となっている。だが歴史を見れば口径20mmを超えているのに「銃」として扱われたものも存在しているし、逆に20mmに満たなくても「砲」と呼ばれたものもいくらでもある。

とはいえ、現代において最も一般的な「銃」と「砲」の境界線が口径20mmである以上、そこに近い口径の弾を使用するものが、おそらくは「最強の銃」と呼ぶにふさわしいのだろう。

それを踏まえて、口径20mmの弾を撃つ銃を3つ挙げてみよう。
 

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第二次大戦においてフィンランドが使用した対戦車ライフル。スイスで開発された20x138mmB弾を使用する。あまりに重すぎるので戦場での実用性は決して高くなかったという。重量は49.5kg、威力は38,400Jとのこと(スペックはWikipediaにあるデータより計算)。
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南アフリカ製の対物ライフル。第二次大戦時にドイツで航空機関砲用の弾として開発された20x82mm弾、あるいは20x110mm弾を使用する。重量31kg、威力は43,706Jとのこと(20x110mm弾使用時。スペックデータはWikipediaより)。
photo : www.denellandsystems.co.za
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クロアチア製の対物ライフル。発砲と同時に後方に爆風を噴射することで反動を打ち消す仕組みを持った「無反動ライフル」だ。フランス製の対空機関砲弾である20x110mmHispano弾を使用する。重量は19.2kg、威力は47,000Jとのこと(スペックデータはWikipediaより)。
Photo : world.guns.ru

こういった、ゴツくてデカい「ライフル」を提示すれば、「最強の銃は?」みたいな質問をしてくる人は、たいていの場合は納得してくれる。ただ、正直なところを言ってしまえば、銃としての実用性はどれだけあるんだろう……とか、これ銃じゃなくてほとんど「砲」じゃないのかなあ……とか思ってしまうのだが。
 

20mm-rifleオマケ……土浦武器学校に展示してある「1930年式要塞用ライフル」。口径20mm、全長3メートル。重量は書かれていないが少なく見積もっても20kg以上はありそうだ。解説文には「中国作、日中戦争の戦利品。詳細不明」としか書かれていない。

 


「ガンマメ~銃の豆知識~」では、銃のメカニズムや歴史などについて、難しい言葉を使わずわかりやすく、けれどいいかげんなことは書かずにできるだけ詳しく書いていきたいと思っています。毎週火曜日、週に一回のペースを目標に新しい記事を投稿できればと思っていますので末永くよろしくです。

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