必殺技とかないライフル射撃のマンガ


昨年、ライフル射撃のマンガをいくつかまとめて紹介する記事をUPしました。1980年代の少年漫画から現在連載中の萌え4コマまでいろんなマンガを取り上げましたが、その中でも異色だったのが「定時退社でライフルシュート」という題名の作品でした。
 

teiji-01「定時退社でライフルシュート」田素弘(でんもとひろ)。週刊モーニング2015年51号に掲載。講談社が新設した新人賞「THE GATE」の第1回の入賞作として掲載されたものです(画像は週刊モーニング2015年51号より引用。リンクはAmazonのKindle版販売ページ)



 
必殺技とかないし、特に萌えっぽい描写も全然ありません。なんつったって主人公は三十路に差し掛かったOL、それも作中通してほとんど笑顔すら見せない無愛想なクールキャラ(?)という、およそ今の売れ線マンガ界じゃとても受け入れられそうにない作品なんです。なのに、「ライフル射撃」というほとんど世に知られていないスポーツに特有の「世界が静止する」感覚と、「昔は輝かしく見えていた未来が、今はもう見えなくなり、ただ生きるだけの日常を送っていたが、その日常がある些細なことで変化する」……という多くの人がどこかしら共感できる要素が上手く絡み合って、何度も読み返したくなる独特の雰囲気がある作品になってます。

とくに実際に射撃競技やってる人だったら共感できる部分は多いと思います。作者はライフル射撃は全くやったことないそうですが、とても信じられません……。
 

teiji-02クライマックスは、どこかのけっこう大きそうな大会(「日本一を決める」という言及があったので、全日本選手権とかそこらへんと思われます)のファイナル、最後の2人になり、1位/2位を決める最後の一発を撃つというところです。うまい具合に集中力を持っていけたときの、「世界が自分と、銃(サイト)と、標的だけ」になる感覚、ここの描写は素直にすげーって思いました。(画像は週刊モーニング2015年51号より引用。リンクはAmazonのKindle版販売ページ)



 
作者名で検索しても、新人賞をとったこの作品の名前しかヒットしないので、商業誌での連載などは持ってるわけではなさそうです。別名で同人活動とかされていたりしたらもう分かりませんが……。ただ、この「ただ1作だけ、世に発表された作品」については、AmazonでKindle版の雑誌を購入することで読むことができます。2年も前の雑誌でも普通に新品(?)を手に入れることができるようになったというのも電子書籍の普及がもたらしたメリットの一つですね。有り難いことです。




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