実銃射撃 海外の反応シリーズ

ロシア vs ラトビアのバトル、続報【海外の反応】

投稿日:2017年10月1日 更新日:

SCATT(ロシア)は根拠を示した。TRACE(ラトビア)はどんな反論をしたのか?

scatt-basic15モリーニ製エアピストルに取り付けたSCATT Basic。従来のSCATTよりずっと価格が安い廉価版として今年の始めに発売されたものです。このBasicよりさらに価格が安い「TRACE10」という製品があるのですが……。


先日、「ロシアvsラトビアでバトルが勃発」というタイトルで、射撃スポーツでの練習用アイテムである射撃解析装置のメーカーである「SCATT(ロシア)」と「TRACE System(ラトビア)」との間で、品質についての論争が巻き起こっているという話を紹介しました。

動画をYoutubeに投稿してSCATTとTRACEを比較、TRACEの品質の悪さをアピールするSCATT、それに対して「その動画には、TRACEを貶めるための操作があると思われる」と主張するTRACE。訴訟社会らしく言葉は選んだものになっているものの、かなり泥沼に近い言い争いになっていてどうなることやらと思っていたのですが……。

どうやら、「決着」めいたものが付いたようです。現時点で、BBS上で「ほぼ結論づけるかのような内容」の最終書き込みが9月22日。そこから1週間以上間があいてその書き込みに対する反論がないところを見ると、「論争の勝敗」はもう事実上ついたものだと考えて構わないと思います。

前回の投稿時から決着が付くまでの、ユーザーだけでなく、メーカーの代表者と思われる人も交えた活発なやり取りを抜粋して紹介してみたいと思います。

2つのトピックに分割して論争が進んでいたのですが、できるだけ話の流れが分かるように両方を統合しました。

NEW SCATT MODEL??? (引用元:TargetTalk)
TRACE System (引用元:TargetTalk)


  • 最初はTraceを買おうと思ってたんですが、Youtubeのテスト動画を見たら悪いけれど購入意欲が失せました。軌跡ラインの表示が全くスムースではなく、まるでノコギリの歯のようにギザギザです。3Dプリントで作られた本体ケースも異様に安っぽく見えます。結局のところ、私は100ユーロでSCATT Basicを購入しました。(ドイツ・ズール)

 

  • 前回の書き込み時にはSCATT Basicの存在を知りませんでした。調べたところ、Traceと同じように専用光学部品の代わりにビデオカメラを使うシステムのようですね。ただ、少なくても製品の作りにおいては少しだけハイエンドなものです。実際に使用している人からのフィードバックを是非聞きたいものです。
    この価格は、通常のSCATTやNoptelに比べて遥かに優れたものですし、セットアップも遥かにシンプルです。なんといってもターゲットにセンサーやらリフレクターやらを取り付ける必要がなく、実際に射撃を行うことができるというのが素晴らしいです。
    メーカーによれば「中級者レベル」向けの製品とのこと。精度は専用の光学システムを使っている上位モデルほどは良くないのだと思います。私の考えでは、10mなら相当に正確で何の問題もなくても、50mになると少し厳しくなるかもしれません。
    ぜひ感想を聞かせてください!(アメリカ・マサチューセッツ州)

 

  • >調べたところ、Traceと同じように専用光学部品の代わりにビデオカメラを使うシステム
    あなたの思い違いを私に訂正させてください。カメラベースのシステムは既にSCATT MX-02の時点で採用されており、TRACEよりずっと前に市販されていました。つまり、SCATTはTRACEのアイデアをまったく使用しておらず、逆にTRACEのシステムのほとんどはSCATのアイデアからが「借りた」ものだということです。SCATTがTRACEから学べるアイデアは存在しません。
    SCATT Basicと他のSCATTシステムとの違いは、精度ではなく、ターゲットの種類と分析機能を減らした、よりシンプルで「less sophisticatedな(複雑さを除いた)」ソフトウェアです。 それは10mと50mの両方に対して正確です。(SCATT Manufacturer

 

  • 一般的なISSFホビーシューターとしては、Basicに対して何らかの欠点を見つけ出すことはできませんでした。これは言っておかなければならないと思うので書きますが、私はBasicとMX02の両方を所持しています。
    Basicを50mピストルと50mライフルの両方で試しました。実射も行ってみましたが、全く問題はありません。レンズの調整機能はありませんが、50mを超える距離で使用するようなスナイパーライフルを、私は持っていません。
    ソフトウェアは、必要なものを提供してくれます。軌跡の速度、時間、撃発前の時間による軌跡の色の変化などです。
    Basic用のソフトにはNRAや軍&警察用のターゲットが入っていません。まあ、別にそれは構いません――どうせ使うことはありませんし。
    確実な答を得たければ比較テストをする必要があります。MX02とBasicの両方をバレルにマウントして射撃を行い、その様子をYoutubeにUPすることです。(ドイツ・ズール)

 

  • >私も、TraceとScattの公平(Open-minded)で面と向かった(head-to-head)比較を見たいと思っています。
    Scatt Basicについては、ハードウェアだけが「ベーシック」なのではなく、ソフトウェアについてもかなりの機能が省略されています。しかし、「50m以下」「中級者レベル」という条件が揃えば、賢い選択と言えるかもしれません。また、実射を併用できるという大きなメリットがあります。MacOS版もあります。(マサチューセッツ州)

 

  • 私はTraceのユーザーですが……。Trace社が今になっても何の表明も行っていないというのは本当にひどいです。Traceに雇われた弁護士はSCATT社まであと50歩のところまで迫っていると信じます――まさかTraceで練習中ってことはないと願っています。
    本体ケースがチープであるということ、レンダリング性能がそれほど高くなく軌跡がノコギリの歯のようにギザギザになってしまうこと、これらは、まさに図星を突かれた形です。製品の使い道が極めて限定されたものになってしまいます。
    もし返品可能な14日以内という期間内なら、私は即返品していたでしょう。ですが、私は「必ず改善します」という彼らの言葉を信じていました。
    Trace社スタッフの対応はとてもフレンドリーで、問い合わせにも素早く返答を(時には楽しい冗談も交えて)くれました。好感を持っていたのですが、この問題に対するユーザーへの説明について言えば、恥でしかありません。
    Traceさん、ここにそちらのプア・ユーザーがいます、私はあなた方のリアルなレスポンスを待っているのですよ!?(国籍不明)

 

  • 先週、偶然にビズリーに住むコンピューターに詳しい友人に会いました。彼はTraceを所有しており、私たちは精度の問題について議論することになりました。彼は週末にいくつかのテストを行って精度を示し、この動画を私に送ってきました。

 


 

  • 彼によれば最初のセットアップなどいくつかの苦労する部分こそありましたが、きちんと設定で調整を行えばシステムはうまく動作し、精度も十分に満足できるものだとのことです。(イギリス)

 

  • >彼は週末にいくつかのテストを行って精度を示し、この動画を私に送ってきました
    その友人に、大きな10mピストル用のターゲットではなく、小さな10mライフル用ターゲットで同じテストを実行するように依頼してください。おそらくもっと悪い画像が表示されます。50mライフル用ターゲットを試せば、おそらくTRACEシステムでは円形の形をほとんど保てなくなると思います。
    先に宣言したとおり、SCATTは公開された性能比較テストを行う準備ができています。主要な国際射撃競技会において、パフォーマンス、スピード、正確さを自動でテストする様子を公開します。(SCATT Manufacturer

 

  • SCATT Manufacturerさん、動画や写真、そしてコメントをありがとうございます。
    Traceの価格579.00ユーロは、カナダだと854.43ドルに相当、
    SCATT Basicの価格749.00ドルは、カナダだと935.22ドルに相当します。
    本体ケースがよりプロフェッショナルなものになっているという点は、私の個人的な意見では100ドルの価格差に十分値するものだと思います。
    誰かがTraceソフトウェアの優位性を指し示すか、2つ並べてのテストでTraceが非常に悪い結果を示した理由について納得のいく説明がないかぎり、私は100ドル余計に払って自分の銃よりプロフェッショナルなものを取り付けることを選びます。(カナダ・ケベック・モントリオール)

 

  • >Traceソフトウェアの優位性
    私が聞いた話だと(見たことはないのですが)、途中で撃つのを止めた射撃の軌跡を記録することができるというのが利点の一つとのことです。
    これは、「なぜ、自分は射撃を中止したのか?」という理由を特定する際に役立ちます。もっともこの要素がTraceを購入するかどうかの決定要因になるかどうかは、あなた次第です。(イギリス・ルイスリップ)

 

  • Trace特有のトレーニング・ルーチンは、私や息子達にとってはグレートなツールになります。(国籍不明)

 

※訳者注:トリガーを引かずに銃を設定時間内だけターゲットに向けて構え続け、指定したエリア内にどれだけ軌跡が収まるかどうかを数値化して評価するトレーニングということらしいですね。据銃能力を定量化し、練習の成果が目に見えて分かるようにするというのはモチベーション維持にも繋がりそうで、確かにこれは優れた機能と言えるんじゃないでしょうか。

 

  • シューターの皆さん、こんにちは。約束したとおり、SCATT MX-02とSCATT Basicと、そして新品のTraceユニットの3つを比較する、より精巧な第2回比較テストを行いました。動画をUPしましたので御覧ください。(SCATT Manufactuerer)

 


 

  • 非常にきれいに行われたテストですね。ただ、一つ質問させてください。ケチを付けるわけじゃないですけど、もしかしたらTraceはコンピュータ画面上での白と黒を検出する能力に問題があるのではないですか?つまり、紙から反射した光ではなく、という意味です。それもあって少なくても現時点では、このテストは実際にターゲットに向けて照準を行うときとは異なる「一つの判断要素」とみなさざるをえません。検出器というものがどういうふうな仕組みなのかを知っている方なら、私の言ってることを理解していただけると思います。(アメリカ・テキサス州ダラス)

 

※訳者注:ビデオカメラでTV画面を撮影するとチラチラと点滅して見えたりする、あの現象が軌跡の精密な検出に悪影響を与えているのではないか、ということをおっしゃりたいんだと思います。

 

  • 同意見です。ペーパー・ターゲットと、キャリブレーションされたTraceを使ってのテストを待っています。現時点では、これらのテストは現実の世界からほんの少し離れているように見えます。(国籍不明)

 

  • とはいいますが、これまでのところすべてScattによるテストなわけで。
    てっきり、Traceも独自のテストをして公開して対抗してくるとばかり思っていたのですが、現時点でまだ何もありません。(イギリス・ルイスリップ)

 

  • おそらくTraceにとって、SCATTとの直接的な比較を行うことは、別に最大の関心事というわけではないのでしょう。SCATTは確かに市場においてシェアを獲得していますが、それに対して「頭を突き合わせての直接対決」をするというのは賢いやり方ではないのかもしれません。Traceは、SCATTとは異なる分野にニッチな需要を開拓することで、製品を差別化しようとしている可能性があります。おそらくその差別化要素というのはTraceの機能であり、それこそがSCATTとの違いとして主な焦点となります。私が見るところでは、両方ともトレーニングツールとして十分な能力を持っています。(国籍不明)

 

  • >おそらくその差別化要素というのはTraceの機能であり、それこそがSCATTとの違い
    ソフトウェアに関しては同意します。しかしSCATTが問題としているのは、Traceの精度が信頼のおけるものかどうかという根本的な部分です。(イギリス・ルイスリップ)

 

  • >Traceも独自のテストをして公開して対抗してくるとばかり思っていたのですが、現時点でまだ何もありません。
    物凄い勢いで同意します。Traceからのレスポンスの欠如は、顧客を無視する不誠実な態度にしか見えません。
    このテストは、最新のTraceソフトウェアで行われたものですか? 最新バージョンのリリース文にはこんなことが書いてあります。
    >6.トレースラインの外観の改善
    >現実に、トレースラインは以前よりもはるかにスムーズになりました。
    SCATT Manufacturerさんにお願いがあります。テストで使っているアニメーションするターゲットをダウンロードできるようにして、SCATTまたはTraceのオーナーが自分で比較を行えるようにしてくれませんか?(オーストラリア)

 

※この投稿を受けてSCATT Manufacturerから「シミュレーション用のアプリ」と称して、rarでアーカイブされたファイルが投稿されましたが、「マカフィーが文句言うぞ」とか「開けないぞ」というレスが続出。実際に私も試しましたがrarアーカイブを展開することすらできませんでした。けれど中には実行できてる人もいるんですよ。謎です。

 

  • >このテストは、最新のTraceソフトウェアで行われたものですか?
    私たちは新しいPCで最新のTraceソフトウェアを使用しようとしましたが、残念ながらTrace社は新しいソフトウェアのライセンス認証要求を無視しました。Traceユーザーならご存知だと思いますが、Traceソフトウェアは販売者がアクティベーションコードを送るまで機能しません。Trace社は私たちに間違ったコードを送って、何週間も私たちの要求を無視しました。そのため、私達は既にPCにインストールしてあった古いバージョンを使用しなければなりませんでした。
    ただし、このソフトウェアの更新で精度が向上するとは考えにくいです。Traceに使われているハードウェアの性能では、そもそもの正確な初期データを生成することができません。したがって、どのように処理しても精度はほとんど変わりません。できることは、線を視覚的に滑らかにすることだけです。(SCATT Manufacturer

 

  • >SCATTは確かに市場においてシェアを獲得していますが、それに対して「頭を突き合わせての直接対決」をするというのは賢いやり方ではないのかもしれません。
    私達が心配しているのは、市場シェアを失うことではありません。私達は、全てのシューターが究極のアキュラシー(!)を達成するために、この偉大で楽しいスポーツに取り組んでいることを知っています。そして、私たちはそのことに大きな価値があると考えています。私たちはこの25年間、ただの一度も「ストップ」したり、「OK、もうこれで十分だ」と言うことはありませんでした。私たちは常に、SCATTトレーニングシステムの精度と能力を向上させるためにたゆまぬ努力を続けています。
    だから、だからこそ、ここで本当にイライラしているのは、完璧な精度を達成するこのスポーツにおいて「近似」でしかないデータを提供する標準以下の精度のトレーニングツールで、誰かがシューターからお金を奪っているということなのです。誰かが時間を失い、努力を失い、機会がなくなり、完璧なスコアに満たない場合があります。これは本当に「UPSETTINGな(腹立たしい)」ことです。(SCATT Manufacturer

 

  • 最新のソフト・自動ターゲット検出機能・5/5検出品質(訳者注:5段階中で5、つまり最高品質ってことだと思います)状態でのTraceを使用し、SCATT Manufacturerが投稿したアプリを使って10mの距離に置いた10mエアピストル用ターゲットを80mm/sで移動させてシミュレートしてみました。結果はSCATT ManufacturerがUPした動画に非常に良く似たものになりました。少々の「ウォームアップ・タイム」の後、少しは軌跡が安定するようになりました。最初はもうひどいものでした。
    もし10.9~9.5の間で据銃をホールドすることができるだけの腕前をお持ちならば、表示される軌跡は基本的に正確なものになります……が、決してスムーズではありません。7点まで外れたときにはTraceが表示する軌跡は既に6.5リングに達しており、1まで行ったときには既にゼロになっています。センターから離れれば離れるほどTraceの精度は低くなります。
    私はSCATT Basicのオーナーが、SCATT Manufacturerが投稿した動画と同じ結果を自分が所有しているユニットで再現できるかどうかに興味があります。
    私は、TraceのユニットがPCに送るデータの品質が目的に合っていないのではないかと疑問に思っています。しかしTrace社は、問題を認めたり解決したり、あるいは自社製品を使用する悩めるユーザーと対話したりすることには興味が無いように見えます。
    以下の画像は私が達成できた最高の結果です。
    ikYJnDHJsfZ6Sz
    2つめの画像では、リングの上部と下部で軌跡が並行になってしまっていますが、これは無視してください。これはターゲットを表示する画面のサイズによる制限です。
    トレースの代表者さんからのコメントは大歓迎です!!!!(オーストラリア)

 

※Traceフルボッコ状態になりかかったところで、いよいよ皆が期待して期待して期待していたTrace代表者さんの書き込みがありました。

 

  • >てっきり、Traceも独自のテストをして公開して対抗してくるとばかり思っていたのですが、現時点でまだ何もありません。
    重要なことは、市場にさまざまな顧客ニーズに適したさまざまな製品が存在することです。 「トレーニングシステムに、どういったことを求めているのか」ということがメインの質問でしょう?
    ・もし確実な精度を持つスコアを取得したいのなら、電子標的を使用するのが最善の方法です。
    ・自宅で仮想的な点取りをしたいのなら、単純なレーザーシステムが使えます。
    ・据銃の揺れの大きさを7リングから8リングへ、8リングから9リングへと小さくしたいのならば、より洗練された光学システムが必要な場合があります。
    それぞれのユーザーが求めるものは異なります。射撃を始めた時に、本当に重要だったことが人によって異なるのと同じことです。例えばそれは銃のアキュラシーだったり、使用弾の精度だったりしました。私は、射撃の基礎を正しく理解し身につけることこそが、最も重要な要素だと思います。TRACEは、射撃のパフォーマンスを向上させるために、技術のコアに潜むエラーを評価するのに役立つ正確なツールです。
    市場は開放されており、すべての人は自らが求める要件に基づいて独自の決定を下すことができます。「市場シェアを心配していない」と述べている会社が、競合製品に対して「マーケティング」するためのありとあらゆる努力を行っているのは、面白いことですね。
    質問やご意見などございましたら、電子メールでご連絡ください。(TRACE Team)

 

※待ちに待ったTRACEからの反論だったわけですが、控えめに言っても、これは逆ギレ、そうでなければ開き直りにしか見えません。「正確な得点を知りたいなら電子標的撃ってろ」って、もし自分が当事者でこんなこと言われたら途端にカーッって頭に血が登ってたかも……。 
  • >・もし確実な精度を持つスコアを取得したいのなら……
    >・自宅で仮想的な点取りをしたいのなら……
    >・据銃の揺れの大きさを7リングから8リングへ、8リングから9リングへと小さくしたいのなら……
    TRACEは、このいずれにとっても最良の選択肢ではないようです。
    >それぞれのユーザーが求めるものは異なります。(中略)TRACEは、射撃のパフォーマンスを向上させるために、技術のコアに潜むエラーを評価するのに役立つ正確なツールです。
    つまりTRACEは、射撃を初めて数ヶ月くらいの初心者ならば、±10mmの精度でゆらぎがあり、ときおり実際の軌跡から大きく飛び出すような精度であっても満足するから、十分にハッピーになれるはずだと言いたいわけですか?
    >市場は開放されており、すべての人は自らが求める要件に基づいて独自の決定を下すことができます。
    私の身の回りに、Traceのベータテスターになることをまだ考えている人がいたら、14日間の払い戻し期間を注意深く見守っておくようにと忠告することにします。
    >質問やご意見などございましたら、電子メールでご連絡ください
    奇妙な話ですね。TRACEの発表当時に、このフォーラム(TargetTalk)であなたが自社製品の優秀さや精度の高さについて熱弁をふるっていた時には、コミュニケーションを取るためには自分が立てたトピックを使うようにおっしゃってたように思うのですが。(オーストラリア)

 

  • SCATTが行ったテスト(それとTraceの反論が存在しないこと)は、Traceシステムの正確さについて疑問を投げかけています。しかし私が思うに、このテストは「実際に存在しているエラー」が何によるものなのかを特定することにおいて不十分ではないでしょうか。
    カメラはサンプリングレートを有し、コンピュータは処理レートを有するので、スクリーン上に表示される軌跡は、カメラによって捕捉された画像データを元に、計算されたポイントによって補間されたものになります。
    観察されたエラーは、カメラキャプチャレートが低くデータが抜け落ちていたことによるものでしょうか? それとも、カメラとコンピュータの間の通信速度の問題? あるいはコンピュータ/ソフトウェアの処理速度によるもの? 理想的な軌跡を描画するためには不十分?
    Traceは言い訳をやめ、観察された相違点を説明し、それはどのようにすれば克服できるのか、詳細に言えば、トレーニングの質に関連しないかそれとも有害なのかをユーザーに説明する必要があります。(カナダ、ケベック州モントリオール)

 

  • 現在、TRACEを購入したユーザーが必要としているのは、「SCATTの主張が間違っていることを証明するビデオ」です。好ましくは第三者によるもの。
    TRACEの代表者は、できるだけ早く動画によるレスポンスを提供することに重点を置くべきでしょう。SCATTの製品の「マーケティング」が有効に機能しているからです。
    少なくても私は、射撃解析システムを購入しようと思ってレビューをググり、まさにTRACEを注文しようとした時にSCATTのビデオを見つけました。結果として私はTRACEを注文しませんでした。誰かがSCATTの主張を間違っていることを証明するまでは購入しないでしょう。
    また私は、SCATTの「マーケティング資料」を私が所属する射撃クラブの皆に見せて、新しい練習用具の入手について話し合いました。重ねて言いますが、TRACEはできるだけ早く自分の「マーケティング資料」を提供するべきです。
    TRACEはSCATTに対して価格優位性を持っていましたが、SCATT Basicと比較するとその価格差は無視できるレベルのものになります。精度の差が大きすぎる場合、私はより正確な製品のために予算を追加することを考えます。
    PC画面上でターゲットを表示して行うテストアプリケーションのセットアップは非常に簡単です。私の推測では、TRACEはすでにテストを行い、そして結果が同じであることに気づいたのでしょう。そうでなければ適切な対応が全く行われていないことについて説明できません。
    TRACEのオーナーが自分で撮影したテスト映像を投稿してくれることを心から望みます。私はそれらのパッケージに含まれているものをチェックアウトしていませんが、テストでは疑いの余地はありません。
    もし私に予算が潤沢にあれば、私は両方のデバイスを購入し、テストを行い、それらを分解してビルドクオリティに関する主張が真実であるかどうかを確かめたいと思うのですが……悲しいことに、私は現在、私のお金をどこで使うべきか慎重に考える必要があります。(国籍不明ですが、イラクの地名がハンドル名です)

 

  • >観察されたエラーは、カメラキャプチャレートが低くデータが抜け落ちていたことによるものでしょうか? それとも、カメラとコンピュータの間の通信速度の問題? あるいはコンピュータ/ソフトウェアの処理速度によるもの? 理想的な軌跡を描画するためには不十分?
    良い質問です。それに回答するためには、私は以前の自分の投稿の一部を引用することから始める必要があります。
    >TRACEはSCATTから多くのものをコピーしたことが判明しましたが、高品質のコンポーネントと作業はコピーしていないようです。TRACEの内部にあったのは、どう考えても競技射撃の解析に必要な精度と品質を持っていない安価な15ドルの中国のウェブカメラでした。
    この内容で、あなたの質問に対して本質的な回答にはなっていると思いますが、さらに詳しく突っ込んだ内容をお望みなら、エラーの理由は明白です。アキュラシーに欠けているのです。そのため、トレーニング中の射手の動きの記録が不正確なものになります。射手はこのタイプのトレーニングシステムを使用して、ショット前の動きを視覚化して「なぜ当たらないのか」を特定しようとするのですが、銃口の軌跡の正確な記録を見るつもりで、軌跡とは異なった任意の曲線しか見ることができないとしたら、射手はいったいどのようにしてエラーの理由を見つければ良いのでしょうか?
    観測されたエラーの背後にある理由――SCATTはこのシステムを根本から設計し組み立てています。センサーは慎重に選ばれた一流の電子部品と光学部品で構成され、精密加工されたアルミニウムボディで一体に保持されています。 センサーは秒間100座標以上で画像を取得します。このアプローチにより、SCATTは極度の精度と信頼性を提供することができます。精度だけでなく、当社のシステムにはいくつかのレベルの冗長性が組み込まれており、非常に高出力の実射リコイルに耐えることができます。
    Traceの3D印刷されたプラスチックボディと比較してみましょう。ローエンドのコンシューマーグレードのウェブカメラ(それも数年前のモデル)が詰め込まれています。これは最大でも30フレーム/秒の能力しか持ちません。さらに、このハードウェアは正確な生データを出力するようには設計されていません。見た目を滑らかな画像にするための「補正」を勝手にかける仕様になっています。そのため、これらの座標の「品質」も疑問です。サンプリングレートも座標点を作成するのに十分な頻度ではなく、得られる画像も十分な品質ではありません。したがって、得られるデータは不正確になります。ソフトウェアで生データを処理するとしても、そもそものデータが低品質で不十分であるため、これ以上正確にはならないのです。(SCATT Manufacturer

 
要点だけを抜き出す形で、かなり抜粋したものになっています。たとえば途中、SCATTの顧客対応についての話題が長く続いたりした部分は省いています。とはいえ、それでもけっこうなボリュームになってしまいました。

メーカーの中の人、それもおそらくは代表者自らがBBSに登場して自社製品および競合他社製品について熱く語るとか、日本じゃなかなか見られない状況だと思います。似たようなことがあっても、せいぜい自社の公式Webサイトに声明文を、それも引用されにくいように画像化したものをUPするだけみたいな形になるんじゃないでしょうか。

つい先日、人気アニメ作品の監督が2期では降板になるって話が大層な騒ぎになりましたが、大騒ぎになっているというのに会社側からの情報といったらほんの短い声明文めいたものが一つ二つあるだけで、他は関係者と思われる人も何かに口を押さえつけられているかのようにじーっと黙りこくっているという状況が続いていたりします。市場規模が桁違いだということはわかってるんですが、もうちょっと積極的に発信してもいいんじゃないでしょうか。というかこれじゃあ余計な憶測が広まるばかりで、騒ぎはまあ早めに沈静化するのかもしれませんが、待ってる側としては苛立ちが募るばかりですよね。

関係ない話はさておき。

今回の「SCATT vs TRACE」の一件では、結果としてSCATT側が株を上げる形になったと思います。上記引用部分でのSCATT側の書き込みを見るだけで、射撃競技をやってる側としてはすっかりSCATTが大好きになっちゃったんじゃないかと思います。途中にあった、「シェアとか別にどうでもいいんだ、いい加減な製品を売っているやつらがいるせいで、真面目に射撃競技に取り組んでる人たちが時間や努力を失うことになってるのが腹立たしいんだ」って部分、アレは綺麗事とかそういうんじゃないですよね、むしろ「言わんでいいホンネまでつい勢いで書いてしまった」に近いものがあるように、私には思えました。

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