次回のピンポイントシューティング・予定

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hitasura-b-and-s次回の「あきゅらぼ」主催のエアガン射撃大会の予定をお知らせします。

次回の開催日は9月19日の月曜・祝日です。場所は、いつもおなじみの赤羽フロンティアビル2F射撃場です。

ガスブロが快適に動く季節なので、「ひたすらシルエット」と「ひたすらブルズアイ」の間に、ガスブロ限定のひたすらブルズアイを挟んで、合計で3本立てとなります。

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ベトナムの状況に比べたら贅沢言えんな俺ら!【海外の反応】

2016.8.26 金曜日

ここしばらく、リオ五輪10mピストルで大逆転の末に金メダルをゲットしたベトナムのホアン・スワン・ビン選手についてのエントリーが続いています。読んでくれた方からTwitterで「AKで練習していたって人のことですね」ってコメントがつきまして、いやいやそんなわけないだろ、いったいどこソースよそれって思ったら、産経が記事でそんなこと書いてたんですね!

国の窮状はね返し ベトナム初の金メダル エアピストルがなくAK47で練習 こっそり軍から弾借りて 首相「支援する」 -産経ニュース-
http://www.sankei.com/rio2016/news/160819/rio1608190016-n1.html

この記事のコメントにもありますが、ちょっと信ぴょう性って点では怪しい記事です。なにせ記事内にこんなことが書いてあるくらいです。

中国メディアが仏メディアの報道を引用して伝えたところでは、ホアン・シャン・ビンが20代で競技を始めた頃は、競技用エアピストルで練習できず、自動小銃「AK47」(通称カラシニコフ)で練習していたのだという。

あいだに何人挟まってるんだってレベルの伝言ゲームの末に、途中で誰かが誤解したり勝手に付け足したりした内容がそのまま記事タイトルになっちゃったんじゃないでしょうか。言うまでもなく、アサルトライフルであるAKでの射撃練習をいくら行っても、ピストル射撃の練習にはなりません。

ただ、ベトナムで競技射撃をしている人たちが、慢性的な弾薬不足に悩まされているというのはどうやらガチの話らしいです。一般の射撃クラブに所属している民間射手はもちろん、国の代表としてナショナルトレーニングセンターで練習をしている選手ですら、ろくに実射練習ができないなんて話を聞くと、さすがその状況で「オリンピックでメダルをなんとか」なんて夢のまた夢としか思えません。

そんな、「劣悪な環境」ってのが決して言い過ぎじゃないベトナムにおいて競技射撃を頑張ってるみなさんの状況と、そんな彼らにとって「金メダル獲得」というのがどれだけ凄いことであって、そして未来への希望となってくれたのかってことが伝わるニュースを翻訳して紹介してみます。

 

ベトナム人射手は、弾薬不足をものともせずにリオ五輪で金メダルを獲得した

Vietnam shooter defies ammunition shortage to strike gold at Rio (tuoitrenews)


ホアン・スワン・ビン選手がベトナム初の金メダルを獲得するために克服しなければならなかったのは、自分自身の近視だけではなかった。決して恵まれているとはいえない練習環境もまた、克服しなければならない対象だった。時代遅れの紙標的の使用や、慢性的な弾薬不足といった問題である。

42歳になるベトナム軍大佐は、彼の国が64年間も渇望していたオリンピック金メダルを、2016リオ五輪の開幕早々の日曜日に行われた10mピストルイベントにて獲得した。

ビン選手のメダルは、単に歴史に残るものであるというだけではない。彼のブラジルでの勝利について、より重要なことは、彼は試合の準備のためにまず「弾を探す」必要があり、普段から極めて少ない弾数での練習しかできなかったという点にある。

弾は、射撃というスポーツにおいて不可欠なものである。しかしベトナムは国の代表選手団の練習用としてですら、この数年間、慢性的な弾不足に悩まされていた。射手達は、他の国の代表選手が行っているように、複数のロットからより良いロットの弾を選んで使うどころか、選択の余地なく手に入るものを使うしかない状況にある。

ハノイシューティングチームのヘッドコーチであるグエン・タン・ナムが、トゥオイチェー新聞に語ってくれた。「チームに所属する100人以上もの選手達がこれまでに聞いたことがある銃声の数は、自分自身の年齢よりも少ないだろう」

彼は続けて説明してくれた。「ここには弾はない。しかし彼らは毎日ここに練習しにくる。射手は銃を構えて引き金を引き、『カチン』という音を聞く。それがすべてだ」

時折、チームは幸運にも散弾銃用の弾薬を購入できることがある。本来ならそれは鳥猟に使われるものだが、(クレー射撃の)練習に使うこともできる。コーチによれば、選手たちが競技会に参加が決まったときのみ、彼らには練習用の弾が与えられるという。

「最も悩ましいことといえば、選手たちが弾を使わずに練習するしかないことにより、コーチである我々は彼らの技術レベルや能力を評価することができない(つまり、誰が上手くて誰が下手なのかわからない)ことです」とナム氏は付け加えた。

ナショナルシューティングチームのメンバーである東南アジア大会のメダリストが、匿名を条件としてトゥオイチェー新聞に語った。「競技用の弾は高価なので、ベトナム人の競技射手にとっては弾不足は珍しい問題ではありません。しかし、年間を通してただの一発も練習用弾が代表チームに与えられなかったというのはさすがに前代未聞でした」

その選手は、弾を使っての練習と、使わない練習には、非常に大きな違いがあるということを強調した。

「常に弾を撃たない練習を続けていると、技術が衰えていきます。希望を失うと、トレーニングも早めに切り上げてしまうようになりがちです」

一例として、ハイフォン市の北にあるシューティングチームのメンバーには、月に一人あたり平均して3発の弾しか与えられていない。
「このような貴重な弾を、いったいどのように使用すればよいのか私達にはとても判断できない」と、コーチであるファム・シャオ・ソンは言う。ハイフォンシューティングチームに所属している何人かの選手は、砂を入れたペットボトルを使って練習していた。

Do thi¿u ¡n , nhiÁu VV ph£i dùng chai nhña bên trong ñng cát à t­p luyÇn. ¢nh: Ti¿n Th¯ng
砂を入れたペットボトルを使って据銃練習をしている様子(記事より引用)。さすがにこれは記事用のヤラセ写真だろう…って言い切れないのが、手作り感あふれる射場やチープな目隠し板といった細かい部分に見える、真に迫る説得力です。

ベトナムのトップシューターであるビンとチャン・コック・クオンのおかれた状況は、まだ少しは明るいものである。2016リオ五輪の期間中、ヴィンとクオンはそれぞれ100発の練習用弾を毎日与えられた。

それでもなお、ハノイにあるナショナルトレーニングセンターで練習しているベトナム代表選手は、(すべての国際大会は電子標的が標準となっているにも関わらず)紙標的での練習を余儀なくされている。

「このような練習環境しかない中で、ベトナムがオリンピックメダルをこれまで獲得できていなかったことは驚くべきことではない」と、ベトナムのオリンピック選手団を率いるグエン・ホン・ミンはトゥオイチェー新聞に語った。

「だから、ビンの金メダルは、本当に格別です」


ありとあらゆる形での「超えなければならないハードルの多さ」って点では、我々のように日本で射撃競技をやってる者にとってもそれなりにたいしたもんです。まず最初に銃を所持する段階で有形無形の「そんなスポーツに手を出すのはやめろ」という公権力からの圧力を跳ね返す必要がありますし、所持できたとしてもいきなり輸入が途絶えて弾が手に入りにくくなってしまい所持許可の更新に必要な試合参加回数がクリアできないんじゃないかって事態になったりすることもあります。

法律の関係で若年層では弾を撃つ銃の所持ができないので、レーザー光線を使った精密な射撃シミュレーターを使って練習させ、その中から有望な子どもたちを選抜して低年齢でも銃を撃てる特例として登録して…なんて面倒なやり方をしなきゃならないってのも、射撃競技の普及や底上げには大きなハードルです。

けれど、そんな「厳しい事情」を、この記事内にあるような、弾はめったに撃てない、銃も手に入らない、そんな状況で代表入りを目指して頑張ってる選手達が聞いたら、「なんて羨ましい! 天国のような環境じゃないですか!」って言われちゃうんじゃないでしょうか。

ベトナムのニュース、めっちゃ「金メダル」って言ってる【海外の反応】

2016.8.24 水曜日

ベトナムに初の金メダルをもたらした、10mピストルのホアン・スアン・ビン。前回の記事で現地のTV放送の録画と思われるYoutube動画のリンクを貼りましたが、その中でもアナウンサーの熱狂っぷりったら物凄いものがありました。

もちろんアナウンサーだけじゃなく、ベトナムではかなりの大盛り上がりを見せているようです。ベトナム関連のニュースをまとめているサイトに名前を入れて検索してみると、そりゃもう物凄い数の記事がヒットします。

今回はその中から、謎が多いホアン・スアン・ビン選手について、いつごろ射撃を始めたのか、どういった経歴の人なのかということについて触れているものを探して翻訳してみました。

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いくらなんでも長く狙いすぎじゃないかベトナムの人【海外の反応】

2016.8.22 月曜日
息詰まる10mピストル決勝を最後まで勝ち残り、ベトナムに初のオリンピック金メダルをもたらしたホアン選手。

そろそろリオ五輪も終わりに差し掛かっています。射撃では、日本勢にはあまり嬉しいニュースがありませんでした。残念。ただNHK地上波で中継された10mピストル(エアピストル)決勝は、そのドラマチックな展開から、日本人が出ていなかったにも関わらず多くの方の印象に残ったようで、身の回りやネットでも時折話題に出てきます。

「2016リオ五輪で最も印象に残ったシーン」をランキングにするとしたら、この10mピストル決勝の最後の逆転、そして再逆転は、けっこうな上位に来るのではないでしょうか。ベトナムのホアン・スアン・ビン(Hoang Xuan Vinh)選手の最後の1発は、見ているこっちが酸欠でぶっ倒れそうになるくらいの長い時間のエイミングもハラハラさせられましたが、ほぼ満点に近い10.7を撃って大逆転は思わず声が出る凄さでした。

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射撃用カラーフィルター Ver.3販売開始

2016.8.19 金曜日
filter3-1
メガネに取り付けて使うカラーフィルター、色の組み合わせを若干変更したバージョン3の販売を開始しました。

射撃場の照明の具合、屋外射場の場合は天候や日差しの方向などによって見え方が変わってくる標的に、加齢により衰えつつある眼でなんとか対応するための手段の一つがカラーフィルターです。

一口にカラーフィルターといっても、「どんな色のものを使うか」「どの程度の濃さのものを使うか」という2つのパラメーターがあります。バージョン2では、どちらかというと「いろんな色のものを試す」ということに重点を置いた組み合わせになっていましたが、今回販売を開始するバージョン3は、どちらかというと「いろんな濃さのものを試す」方向に重点を置いた組み合わせになっています。
 

filter2-8使用例です。メガネの、照準に使う方の眼のレンズをクリップで挟んで固定します。クリップのレンズに触れる部分にはプラスチックやゴムの皮膜がついていますので、そう簡単にはメガネのレンズにキズはつかないようになっています。
※写真の「パープル」色のフィルターはバージョン3には付属しません。

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オリンピック三連覇の秦鍾午って、どのくらい凄いの?【海外の反応】

2016.8.17 水曜日
g-01b50mピストルで前人未到のオリンピック三連覇を成し遂げたJIN Jong-Oh(秦鍾午)。お世辞にも「イケメン」とは言いづらいのは確かですが、顔とかそういうのは関係なく、偉大なピストル選手であることは間違いありません。
※写真はNHK特設サイトの見逃し配信動画より引用。

「最下位になってから、6人ごぼう抜きでの大逆転優勝」という、とんでもなくドラマチックな展開を見せた50mピストルのファイナル。その主役となった韓国のJIN Jong-Oh、韓国でもさぞかし熱狂的に盛り上がって英雄扱いされているんだろうと思うのですが、こと韓国関係のことについては実に熱心に翻訳紹介してくれている日本のサイト(いわゆるコリアウォッチ系ブログ)でも、この人の名前をあまり見かけません。

単にニュースバリューが無くて紹介されていないだけなのか、射撃は実は韓国でもマイナー競技で金メダル取ろうが取るまいが全く盛り上がってないのか、どっちなのかは分かりませんが……。
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プロフィール

 
池上ヒロシ
各種雑誌にてライターをやっています。
銃器の構造、歴史、射撃技術などが得意分野です。メインフィールドはピストルを使った精密射撃です。
 
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